ある日、CMから流れる歌に引っかかり、作業中の手を止めて画面を見ると、吉井さんの『LOVE&PEACE』だった。
一度見聞きしたくらいでは覚えられないけど、またしばらくすると同じような反応をする、という繰り返し。ここ数年では珍しいことだった。
しばらくして、アルバム『The Apples』がリリースされ、それに伴うツアーが始まると、メディアがアルバムもツアーも絶賛しているのをよく目にした。お松も会報で「よく聴いているアルバム」と紹介していた。
へーそうなんだーぐらいの感覚で、吉井さんファンの友人に尋ねると「そう!今回、凄くいいんだよ!」と言った。「やっと『元THE YELLOW MONKEYの』っていうのが取れた感じ。吉井さんの名刺代わりと言ってもいいかな」と熱弁をふるっていた。
ライブはハコよりホールの方が断然映える、とも言っていた。なんかわかる気がするなぁ。
彼女は何をしても褒めちぎるような盲目的ファンでもないし、モノの考え方も似た傾向があるので、少し興味を示した。
「今度CD焼いてくるよ。っていうか、ツアーの続編みたいのが決まったんだけど、行かない?」と誘われた。関東公演はCOAST、千葉、大宮だという。日頃、チケット代はホイホイ出すのに、どこか躊躇してしまう。それに、12月は何かと出費が多かったりするから「ちょっと考えさせて」と猶予をもらった。
それからしばらくして彼女に会った時にCDをもらい、「COASTがハズレちゃってさぁ。千葉が当たったんだけど、どう?」と打診された。千葉かぁ・・・と少し悩んでいると「今回のツアーなんだけど、ギターがさ、生方さん、だっけ?その人なんだよ」と言った。どうやら、いつものバンドの外国人ギタリストが諸事情で一時帰国をしているらしい。
そういやドラムが佳史になってからまともに聴いたことがない。それに、ウブさんのギターも聴けるとは・・・!次はないよなぁと、心がグラグラ揺れ、次の瞬間には「行きたいんだけど」と口にしていた。
あ!またこうやって収支のバランスも考えないまま答えてしまった!!と、我に返り顔に出てしまったのか、友人も急かすことなく「じゃあまた連絡するよ」と言った。
焼いてもらったアルバムは手元にある安心感で聴くタイミングを逃し、時間が過ぎていった。
時間が空いた時にふと思いついたかのようにアルバムを聴いてみると、まさに「痒いところに手が届く」とはこのこと!んもう!吉井さんたらー!!と、愛情てんこ盛りのカタパンをしたいくらいに、私が抱いている『これぞ吉井和哉の音楽』に、見事的中した。
これはライブで観る(聴く)べきだ。ってか、行きたい!と、曖昧になっていた返事をすることにした。きちんとした返事をしないまま、しばらく放置していたことを謝罪すると「私は最初から姉さん(お互いをこう呼び合っているので。汗)は行くもんだと思っていたけど(笑)」と返された。
それからは『The Apples』をヘビロテしては「ここ、絶対ウブさんのギターだぜ」(吉井さんのバンドはギターが2人いる)と、一人ニヤニヤしていた(怪)
ちょっと「んー」って曲もあったけど、多分、これはライブ映え及びライブ化けする曲なんじゃないかと、まだ観てもないのに、そういう確信があった。たまにしか観ないのに、こういう風に絶大なる信頼感を置けるのも、この年代の人の音楽の特徴のひとつ。
この後、『The Apples』の裏盤、とでも言おうか、『After the Apples』というミニアルバムもリリースされた。
『The Apples』とはまた違った、いい意味でのベタな音に、そう来たか!というアプローチがうまくミックスされている。
これ、ライブになるとどうなるんだろう?って、ライブが楽しみで楽しみでしょうがない。
さて、前置きが長くなりました。(いつものこと)
本日の会場は千葉市民会館。初めてのホール。
一応、ホールだから席は確保されているけれど、駅から少し遠いようなのでプチ早退をすることに。千葉駅に行くにも少し遠いしね(苦笑)
腹ごしらえをしつつ、友人を待っている間、何気なくツイッターを見ていたら、佳史の呟きで今日の場所を勘違いしていたことに気づく。千葉市民会館ではなく、千葉県文化会館だった。
友人と合流の時間が近づき、検索してみるけれど、わかりやすい地図がない。駅の地図にも表示されていない。(見つからなかっただけかも)
そして友人と合流し、友人は「多分、こっちの方面じゃないかな」と歩いてみたけど、曖昧な記憶と迫ってくる時間を金で解決することにした。(タクシー)
千葉駅から徒歩でも行かれなくはない距離だった気がするんだけどなぁなんて話していると、運転手さんは「無理無理!早歩きしても30分はかかるって!」と笑い飛ばした。大人で良かった。
運転手さん曰く、文化会館は音がいいらしい。

開演約10分前に到着。小高い場所にある古めの外観で、近くにはお城のような建物があった。千葉駅から歩くのは無謀としか言いようがない。

手書きだし(笑)
ロビーに行っても、広いのか狭いのか、想像もつかない。
ホールに入ると思わず2人して「おおおおお!」と言ってしまった。天井が高くて、趣、まではいかないけれど、「古典的」という言葉が似合いそうなホールだった。
「あんまり席が良くなくて申し訳ない」と友人は言っていたけど、列の割にはとても見やすい。席数が多いようでコンパクトにまとまっている。
楽しみだわ〜とルンルン気分(昭和臭)で待つ。吉井さんのワンマンは、YOSHI LOVINSONになって初めてのライブ以来だ。
開演時刻から5分ほど過ぎて始まった。
(※無駄に長文・乱文・散文・駄文です)